清水 泰史

多面評価を考える

多面評価をご存知でしょうか。
評価は一般的に上司が行なうものですが、上司だけでなく同僚や部下も行なうことが多面評価です。
全方位で評価を行なうため、360度評価ともいわれています。

ではなぜ多面評価が行なわれるのでしょうか。

通常の評価は上司が行なうため1対1での実施され、公平に評価するために直属の上司とさらに上の上司の2人で行なうのが一般的です。
しかしいくら公平に評価しようとしても人間関係が影響する場合があります。あってはならないのですが、好き嫌いや相性が関与するのです。
それらを極力排除するために多面評価では通常の評価者以外の人たち、例えば他部署の上司を巻き込んで行います。

直属の上司とは異なる視点で評価することが可能となり、個人的な人間関係の影響が少なくなります。
評価される側の公平感や納得感も向上します。

さらに多面評価の利点を考えましょう。
部下からの視点で考えます。自分が評価者であれば部下を評価する立場ですが、逆に部下に評価されるのです。
これにより上司もより意識することとなるでしょう。

一方通行であった評価が双方向になることで、互いに緊張感がもたらされます。
部下への関与が深くなれば、関係改善となるでしょう。

次に同僚の視点で考えます。
同僚は比較的本音で話しやすい関係だと思います。同僚からの指摘によって、自分では気づいていないが他人は気づいている自分を発見する場合があります。
自分ではできていると思っていることでも、他人から見ればそれが不十分であることもあります。そのような指摘を受けることにより新たな気づきとなります。

このような利点があるのになぜ普及しないのでしょうか。
現状活用事例とあわせて次回以降でお話したいと思います。

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