Column

清水 泰史

1次評価者と2次評価者の役割

今回は評価者についての話題です。

評価を行う際に公平性を保つために、2人の評価者で運用している企業が多いと思います。
1次評価者と2次評価者といわれており、1次評価者は課長や係長クラス、2次評価者はその上の部長や課長となります。

■ 評価人数の目安
  • 1次評価者:5〜10人程度
  • 2次評価者:20〜30人程度

ここで注意したいのは、「人数が多くなると本当に評価できるのか?」という点です。

評価者設計は「人数配分」も含めて考える必要があります。

次に、1次評価者と2次評価者の役割の違いについて考えてみましょう。

1次評価者は直属の上司として日常業務に深く関わり、
2次評価者は一歩引いた立場から全体を俯瞰します。


■ 1次評価者の特徴

  • 日常の行動や成果を細かく把握できる
  • 指示・報告を通じて実態を理解している
  • ただし感情が入りやすい

関係が近いがゆえに、
思い入れや同情が評価に影響するリスクがあります。

■ 2次評価者の特徴

  • 客観的な視点で評価できる
  • 組織全体のバランスを見れる
  • 評価経験が豊富

特に行動評価では、2次評価者の客観性が重要になります。


■ 業績評価の考え方

業績評価については、日常を把握している1次評価者の意見が非常に重要です。

しかし、会社への貢献度という観点では、 過大評価・過小評価のリスクがあるため、

2次評価者が最終的にバランスを取る必要があります。

このように、評価者ごとに得意な領域が異なるため、複数評価が必要なのです。


■ 評価制度でよくある問題

  • 1次評価者の評価が反映されない
  • 2次評価者がすべて修正してしまう
  • 評価の意味がなくなる

このような状況では、 1次評価者のモチベーションは確実に低下します。

「どうせ反映されない」という意識になると、評価の質そのものが下がります。


■ クリエイションの考え方

私が担当させていただいた制度では、 1次評価者の評価がきちんと反映される設計にしています。

その割合は企業ごとに異なりますが、

「評価に責任を持つ仕組み」を必ず設けています。

その結果、評価者自身が責任を持ち、真剣に評価に向き合うようになります。


評価制度の設計や運用にお悩みの方は、こちらもご覧ください。

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