清水 泰史

評価方法の3つの原則

前回は評価がヤル気を向上させることを述べました。
今回は私が考える評価方法の大原則を述べたいと思います。評価制度を導入されていない企業様の参考になればと思います。

評価される側は、評価結果が良くても悪くても、納得しないとそれが不満の原因となります。
ゆえに、評価方法の納得性を高めることが最重要となります。
以下にそれを高める3つの原則を述べます。

第1は『公平性の原則』です。
評価される側は他人と同じ土俵で評価されることを望みます。
それゆえ、決められた一定の期間において、全員を同じ方法で評価します。

第2は『客観性の原則』です。
判定する尺度が異なれば、評価者によって差異が生じます。
差異を極力少なくするために、決められた基準や項目で評価を実施します。尺度の統一です。

しかし実際は、決めただけで運用がうまくいくわけではありません。
ゆえに評価者に対する教育や訓練を行い、尺度の差を少なくします。さらに差を少なくするためには、評価基準や評価項目を具体的に明記します。
このように、評価内容の確認や、評価者同士の基準のすり合わせが重要になります。

第3は『透明性の原則』です。
客観的に評価を行なうために設けた基準や項目を、評価される側に公開します。
具体的に記述された評価項目とその内容は行動指針にもなります。

例えば、上司が部下に「がんばれ」と声をかけた場合、具体的な説明がないと何どうすれば良いかが理解できません。
行動指針となるような具体的な記述であれば、上司と部下の話し合いの場などで活用できます。
評価シートを目の前にして、できている項目やできていない項目を話し合います。
ゆえに評価基準や評価内容は評価者だけが所持するのではなく、評価される側にも公開して日頃の人財育成に活用したいものです。

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