Column

内海 政嘉

社員の意識改革を促すために欠かせないこと(2)

・・・「本音」で議論する・・・

社員の意識改革を促すために何が必要なのか!
前回から3回にわたってコラムで掲載してゆきます。

今回は2回目で、「本音」で議論することです。

社長やマネジャーがコストダウンやクレーム削減、また職場の風土をよくするために、本気で問題を解決しようと思うなら、社長や上司、部下などが本音で話し合うことが欠かせません。
本音で話さないと相手の心には響かず、そうなれば相手からも表面的なことしか返ってきません。
これでは建前の議論の繰り返しであり、潜在する真の問題に目を向けられることはなく、結果的には表面的な対処に終わります。
これでは、本当の意味での問題解決には結びつきません。

とは言え、部下が上司を前にして、また社長が同席する会議などでは本音で話をするといってもなかなかできるものではありません。
ましてや、職場の人間関係や上司自身の部下や仕事への姿勢、仕事の過負荷によるやる気の停滞といった職場に潜むの問題は、気付いていても口に出すことがためらわれます。

本音で語り合うには、「どのような意見を言っても大丈夫」といった安心感や、話し合うメンバー同士が信頼感を持てることが必要です。
そのためには、上司は自分と異なる意見や多少耳が痛いことであっても、勇気を出して述べている姿勢を認め、しっかりと受け止めて聴く姿勢が大切です。
また、社長が同席する会議などでは、社長自らが、上述した「職場に潜む問題、他の職場や会社全体の問題など気付いたことはどんどん発言して欲しい」といった考えを発信することです。

このように、本年を語り合う場をもつことが、問題解決や目標達成に向けての意識改革につながってゆくのです。

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