更新日:2026年4月25日
5S活動・見える化・改善の継続
5S活動は「ビフォーアフター」で成果を見える化すると続きやすくなります
5S活動は、取り組んだ成果が比較的見えやすい改善活動です。
しかし、改善後の状態に慣れてしまうと、どれだけ良くなったのかを忘れてしまうことがあります。
そこでおすすめしたいのが、改善前と改善後を写真で残す「ビフォーアフター作戦」です。
人は「どう変わったのか」を見たい
住宅のリフォームを題材としたテレビ番組では、リフォーム前の困りごとや不便さが紹介され、
最後にリフォーム後の姿が映し出されます。
狭い、暗い、使いにくいといった問題を抱えていた住宅が、
リフォームによって明るく、便利で、暮らしやすい空間に変わる。
その変化が分かるからこそ、見ている人は驚きや感動を覚えます。
人は、最終的に「どうなったのか」という成果を知りたいものです。
5S活動でも、改善前と改善後を見比べることで、取り組みの成果が分かりやすくなります。
この考え方を、5S活動にも取り入れてみましょう。
それが「ビフォーアフター作戦」です。
ビフォーアフター作戦の進め方
やり方はとても簡単です。
整理・整頓・清掃などの改善を行う前に職場の写真を撮り、
改善後に同じ場所をもう一度撮影します。
たとえば、当社の事務所でも、次のようなビフォーアフターがあります。
改善前と改善後を比べると、すっきりしたことが一目で分かります。
言葉で説明するよりも、写真で見せる方が変化は伝わりやすくなります。
撮影するときのポイント
- 改善前と改善後を、できるだけ同じ角度から撮る
- どの場所を改善したのか分かるように撮る
- 改善した日付や担当者を記録しておく
- 改善前の困りごとも一緒にメモしておく
- 社内で共有できるように、写真を残しておく
5S活動の成果は、見える化すると伝わりやすい
5S活動の良いところは、取り組めば比較的すぐに効果が見えやすいことです。
職場がきれいになった、すっきりした、探しやすくなった、使いやすくなった。
このような変化は、写真に残すことでさらに分かりやすくなります。
しかし、改善後の状態に慣れてしまうと、
以前どれだけ使いにくかったのか、どれだけ手間がかかっていたのかを忘れてしまいます。
ビフォーアフターの写真を残しておけば、
自分たちが考え、工夫し、改善した成果をいつでも振り返ることができます。
これは、改善活動の成果を見える化する有効な方法です。
「これだけ良くなった」という実感は、次の改善への意欲にもつながります。
小さな改善であっても、見える形で残すことが大切です。
ビフォーアフターは、社内共有にも役立ちます
ビフォーアフターの写真は、改善した本人や職場だけでなく、
他の部門にも共有することができます。
ある職場でうまくいった改善は、別の職場でも応用できる可能性があります。
写真で共有することで、「うちの職場でもできそうだ」と感じてもらいやすくなります。
社内共有の活用例
- 改善事例として社内掲示する
- 朝礼や会議で紹介する
- 改善発表会の資料に使う
- 5S活動の振り返り資料にする
- 新人教育や現場教育の事例として活用する
改善事例を共有することで、職場全体に前向きな雰囲気が生まれます。
「改善は難しいものではない」「自分たちでもできる」という意識が広がることも、5S活動を継続するうえで大切です。
改善活動を継続するために
5S活動は、一度きれいにして終わりではありません。
整えた状態を維持し、さらに使いやすくしていくことが大切です。
そのためには、改善した成果を残し、共有し、次の改善につなげる仕組みが必要です。
ビフォーアフター写真は、その仕組みづくりに役立ちます。
ビフォーアフター作戦で期待できる効果
- 改善前後の変化が分かりやすくなる
- 改善の成果を社内で共有しやすくなる
- 改善した人の達成感につながる
- 他部門への横展開がしやすくなる
- 5S活動を継続するきっかけになる
まずは、身近な場所を一か所選び、改善前の写真を撮るところから始めてみてください。
写真を残すことで、改善の成果はより分かりやすくなります。