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人財育成新人研修から見えた「学び続ける力」の重要性
クリエイションの代表取締役を務めております、岡本です。
先日、ある企業の新人研修を担当させていただきました。

今回の研修テーマは、「1日で新規事業計画を作成する」というものです。
事業計画の基本構成から、プレゼンテーション資料の作り方、そして発表の仕方まで、かなり盛りだくさんの内容となりました。
限られた時間の中で、初めて事業計画に触れる新人社員の皆さんにどこまで伝えられるか、不安もありました。
しかし、実際に研修が始まると、その心配はすぐに払拭されました。
皆さんが非常に積極的に取り組まれ、グループで議論を重ねながら、しっかりと事業計画を形にしていったのです。
最終的には全チームが発表までやり切り、それぞれのアイデアに対して多くの気づきや学びが生まれる場となりました。
特にブレインストーミングでは、心理的安全性を意識したことで、さまざまな意見が引き出されました。

その中には私自身が知らなかった視点も多く、参加者の皆さんから教えていただく場面もあり、新たな発見につながりました。
最近では、退職代行サービスの利用増加など、新人社員に対するネガティブなニュースが取り上げられることも多く、「最近の若い人は…」という声を耳にする機会も増えています。
しかし、こうした声は今に始まったことではありません。
振り返ってみれば、私自身が社会人になりたての頃も、同じように言われていた記憶があります。
当時の自分を思い返すと、仕事の全体像も理解していないのに意見を言ったり、うまくいかないことを環境のせいにしたりと、今思えば恥ずかしい行動も多くありました。
それでも、その時々で周囲に支えられながら経験を積み、少しずつ成長してきたのだと思います。
そう考えると、「若い世代の問題」として一括りにするのではなく、どの時代にも共通する「成長過程の一部」として捉えることが大切だと思います。
今回の研修で印象的だったのは、新人社員の皆さんが非常に前向きに取り組んでいた点です。
初めての課題に対して戸惑いながらも、自分たちなりに考え、議論し、形にしていく姿勢が見られました。
また、発表の場では、若い感性ならではの柔軟な発想や新しい視点が多く見られ、私自身も多くの気づきを得ることができました。
事業計画を考えるプロセスには、課題の整理、アイデアの創出、論理的な構成力、そして相手に伝える力など、社会人として必要なスキルが凝縮されています。
さらに、チームでの議論や発表を通じて、コミュニケーション力や協働力も養われます。
こうした一連の流れを体験することは、新人社員にとって非常に有意義であると同時に、実はベテラン社員や管理職にとっても大きな学びの機会となるはずです。
日々の業務に追われる中で、改めてゼロから考え、他者と議論し、自分の考えを言語化する機会は意外と少ないものです。
だからこそ、役職や経験年数に関わらず、このようなワークショップ形式の研修を取り入れることには大きな価値があります。
組織全体として「考える力」「伝える力」を磨くことで、より強い組織づくりにつながると思います。
今回の研修を通じて、改めて感じたのは、「人は環境と機会によって成長する」ということです。
そして、その機会をどのように設計するかが、企業や指導する立場の役割であるといえます。
新人社員の可能性に目を向けると同時に、自分自身も学び続ける姿勢を忘れずにいたい。そんな思いを改めて抱いた研修となりました。