更新日:2026年4月25日
改善事例・5S活動・手元化
よく使う工具を手元に置き、移動と探す時間を減らした改善事例
今回の改善キーワードは「手元化」です。
頻繁に使う工具や道具を、必要な場所の近くに置くことで、
取りに行く時間や探す時間を減らすことができます。
改善前の状態
改善前は、機械の近くに工具が置きっぱなしになっていました。
下の写真は、使用後の工具が元の置き場に戻されず、そのまま放置されている状態です。
当時、工具置き場は作業場所から約6m離れた場所にありました。
工具を使うたびに、わざわざ工具置き場まで取りに行く必要がありました。
そのため、使用後に元の場所へ戻すことが面倒になり、
結果として工具が機械の近くに置きっぱなしになることがありました。
工具が元の置き場に戻されないと、次に使う人が工具を探すことになります。
その結果、工具を探すだけで時間がかかり、作業効率が下がっていました。
改善前の問題点
- 工具置き場が作業場所から離れていた
- 工具を取りに行く移動時間が発生していた
- 使用後に工具を戻すのが面倒になっていた
- 工具が元の場所に戻らず、探す時間が発生していた
改善後の取り組み
改善後は、頻繁に使う工具を腰に取り付けられるようにしました。
これにより、工具置き場まで取りに行かなくても、必要なときにすぐ使えるようになりました。
工具を手元に置くことで、取りに行く移動のムダを減らすことができました。
また、工具をあちこち探し回ることもなくなりました。
改善後の効果
- 工具置き場まで取りに行く時間が減った
- 工具を探す時間がなくなった
- 工具の置きっぱなしが減った
- 必要な工具をすぐに使えるようになった
- 作業の流れがスムーズになった
改善キーワード:手元化
改善キーワード
手元化
手元化とは、頻繁に使用する道具や資料を、必要な場所の近くに置く改善です。
「取りに行く時間」「探す時間」「戻す手間」を減らし、作業をしやすくすることができます。
よく使うものが遠くにあると、移動時間が発生します。
また、戻すのが面倒になることで、置きっぱなしや探し物の原因にもなります。
そのため、使用頻度の高いものは、できるだけ手元に置くことが効果的です。
一方で、使用頻度の低いものまで手元に置いてしまうと、作業スペースが狭くなり、かえって使いにくくなります。
事務所でも活用できる考え方です
今回の事例は工場での改善ですが、手元化は事務所でも活用できます。
たとえば、頻繁に使う筆記用具、書類、ファイル、印鑑、備品などは、
すぐに使える場所に置くことで作業効率が高まります。
事務所で確認したいポイント
- 毎日使うものが、すぐ手に取れる場所にあるか
- ほとんど使わないものが、机の上や手元に置かれていないか
- 探し物に時間がかかっていないか
- 共有物の置き場所が決まっているか
- 誰が見ても分かるように表示されているか
ただし、何でも手元に置けばよいわけではありません。
使用頻度が高いものは手元に置き、使用頻度が低いものは共有化したり、
少し離れた棚に保管したりすることが大切です。
まずは、職場にあるものがどれくらいの頻度で使われているのかを確認してみてください。
実は、ほとんど使っていないものが作業スペースを占有していることもあります。
使用頻度で置き場所を見直す
手元化を進めるときは、使用頻度に応じて置き場所を考えることが重要です。
よく使うものほど近くに置き、あまり使わないものは少し離れた場所に置くことで、
作業スペースを有効に使えます。
使用頻度による置き場所の考え方
- 毎日使うもの:手元に置く
- 週に数回使うもの:近くの棚や共用場所に置く
- 月に数回しか使わないもの:保管場所を決めて離れた場所に置く
- ほとんど使わないもの:不要かどうかを確認する
置き場所を見直すだけでも、移動時間や探す時間を減らすことができます。
小さな改善ですが、毎日の作業で繰り返されるため、積み重なると大きな効果になります。