Column

内海 政嘉

改善の目的は「働き甲斐のある会社」づくりにあり!

先日、麺のメーカーにおいて年度計画の発表会がありました。
そのとき私からの挨拶の中で、「なぜ、これから改善に取り組み会社を変えてゆくのか」と言った質問がありました。

私はすかさず、「働きがいのある会社」にするためだと答えました。

私の考える働きがいのある会社とは、以下に示す4つの項目が満たされた会社だと考えています。

  1. 仕事に面白さや達成感などを感じられること
  2. 厳しい中でも、職場が明るく協力をしあえる組織であること
  3. 小さなことでも、やったことや成果が認められ評価されること
  4. 今後のビジョン(会社が目指す方向)が明確になっていること

仕事が面白くなければ長続きもしません。
職場が暗く人間関係も悪ければ会社に行く気持ちも失せます。一生懸命やっても認められなければやる気も出ません。
将来、会社がどうなるのかもわからなければ不安が増します。

逆に、仕事が面白ければ俄然やる気にもなります。明るく協力し合える職場は仲間意識や一体感につながります。
認められてうれしいと思わない人はいません。モチベーションも一気に高まります。
方向性が明確であれば、安心して働けます。同じ働くなら、このような会社で働きたい。
このようにして働きがいが生まれてきます。

働きがいは人の意欲を高め、前向きで主体的な姿勢に変えてゆきます。
それに加え、人を成長させます。
つまり、働き甲斐が改善を進め、ビジョンを実現するうえでの力強い推進力となるのです。

質問をした方はもとより、これらの話は聞いていた多くの方から驚くほどの共感が得られました。
予期していなかっただけに話をしてよかったと思いました。

今、改善や改革に取り組まれている方も、「改善を通じて働き甲斐のある会社を目指すのだ」といった考えで取り組まれてみてはいかがでしょうか。
きっと、今までの気持ちや姿勢に前向きな変化が現れると思います。

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