Column

内海 政嘉

「複眼思考」の大切さ:立場によって見方が異なる

弊社には組織のモチベーション調査といって、一人ひとりのやる気の実態をアンケートやヒアリングによって明確にし、経営改善や仕事に取り組むうえでの組織の実行力を高めるための調査があります。

初めて知り合った食品会社で、調査結果を報告したときのことです。

この会社の小売部門は他の部門に比べ、仕事への満足度が高く、対人関係もすばらしく、さらに、会社への共感や愛着心も高いなど、他の部門に比べ、非常にやる気を持って取り組んでいる組織であるというすばらしい結果が出ました。
この小売部門は創業時からの方たちが多く、社長とともに苦楽を共にし、社長の考えも熟知され、長年会社にお世話になってきたといった気持ちを持った方が多く、そのことがよい結果をもたらした主な要因であることも調査からわかりました。

そのすばらしい報告を聞いた社長はどうも納得していないご様子。
よくよくお伺いしてみると、若い人がその中に溶け込むことができないためか、仕事が続かず次の世代が育たないという重大な問題を抱えておられるからでした。

調査側の立場、社長の立場など、立場の違いによって組織に対する見方が大きく異なることを改めて認識させられました。

この反省を活かし、一方の立場や、一つの視点にとらわれることなく、得られた情報を正確に読みとるといった複眼思考で望みたいと思います。

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