研修テーマ:技術と技能の伝承
中小企業では、日々の仕事のやり方は現場で教えられていても、
競争力の源泉となるコア技術や技能の伝承が十分に進んでいないことがあります。
技術や技能を次世代に伝えていくためには、
「誰が、どの技術を、どこまでできるのか」を明らかにすることが必要です。
そのうえで、誰が誰を、いつまでに育てるのかを明確にしなければなりません。
技術伝承は、単にベテラン社員の経験を若手に伝えるだけではありません。
会社として必要な技術を整理し、育成計画を立て、継続的に更新していくことが大切です。
また、技術は常に進化しています。
一度教えた内容をそのままにするのではなく、
現場の変化や設備・品質要求の変化に合わせて、伝承する内容も更新し続ける必要があります。
世界的な企業であっても、基本動作や作業手順を継続的に見直しています。
ものづくりにおいては、基本を徹底しながらも、常に改善し続ける姿勢が重要です。
リーダーに求められる役割
技能を伝承していくためには、育成を担当するリーダーの役割が重要です。
優れた技術者が自分の仕事をするだけでなく、
後輩や部下に技術を伝え、成長を支援することが求められます。
そのためには、育成を担当する従業員への評価も欠かせません。
人を育てることが正しく評価されることで、育成に対するモチベーションも高まります。
- 誰がどの技術を持っているかを見える化する
- 誰が誰を育てるのかを明確にする
- 育成期限や到達目標を設定する
- 伝承する内容を継続的に更新する
- 育成に関わる従業員を適切に評価する
優れた技術者が設備の能力を十分に発揮し、
さらにその技術を次の世代へ伝えていくことで、
優れた製品づくりと企業の競争力向上につながります。
外国人労働者の定着率向上に向けて
外国人労働者の方々が日本企業で長く活躍していくためには、
仕事の技術を身につけるだけでなく、
会社の中で役割を持ち、リーダーとして成長できる環境づくりが重要です。
今後も、外国人労働者の定着率向上やリーダー育成につながる取り組みを支援してまいります。