Column

清水 泰史

目標設定のポイント

目標管理において毎月の進捗状況の確認が重要であることは何度も説明してきました。

前回では、活動結果の報告に関する説明を行ないました。
年間活動する上で、長くともひとつの区切りは半年が良いと思います。それ以上長く続けていると、どこかで中だるみする場合が多いようです。
長期の継続が必要なテーマであれば、いくつかの段階に分けて、そのひとつを半年にすれば、活動のリズムも取りやすくなります。

今回はひとつの活動に区切りがつき、次のテーマを選定するポイントを説明します。

年度の初めに目標設定する場合と、年度途中で設定する場合とでは、多少状況が異なります。
今回は年度途中の場合を説明します。

まずは上期に取り上げたテーマとの関連性を検討します。関連のあるテーマの場合、前回の延長上で、難易度や達成基準がより高いテーマに取り組みます。すなわち、活動の方向性は大きく変わらないが、活動自体をステップアップさせて、活動の質を向上させます。

次に直接の関連性がない場合、以下の視点で新たなテーマを検討します。

  1. 日常に問題として認識し、改善したいと思っているテーマ。
  2. 至急解決しないと品質などの悪影響を与えるテーマ。
  3. 顧客や関与先からの要望や意見に関するテーマ。

などが考えられます。

これらの視点によって明らかになったテーマを絞り込んで選定します。

絞込みの方法は、メンバー全員でテーマごとに、『年度目標との関連性』、『難易度』、『緊急度』、『予想される効果』、『活動期間』などの項目で判定し、最終的に総合判断します。

メンバーの合議によって決められたテーマは、進行上の協力が得られるやすいので、テーマ決めは公平に行ないたいものです。

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