Column

内海 政嘉

リーダーは基本を学べ!我流では成果に限界がある

食品メーカの経営改善に取り組み始め、不良品の低減やコスト削減など確実に成果を上げてきました。
しかし、現在、成果に一服感が出始め、不良品に対し改善策を打っても、同じような不良品やクレームが発生します。コスト削減への取り組みもしかりです。
このようなことは、私が経営改善に取り組んできた多くの中小企業でありがちなことです。

主な原因は、職場や現場の責任者であるリーダー自身の基本知識の不足にあります。
一般に中小企業のリーダーは、固有技術は高いものの、管理技術については基本的な教育を受けてこなかった人が多く見受けられます。
リーダーに改善の手法やその進め方といった基本知識がなければ、不良低減であれ、コスト削減であれ、打つ手は我流となり、どうしても甘いものになります。
また、そのようなリーダーの下では実際に仕事や作業を行う部下や従業員も改善力が身に付かず、改善成果はおのずと限界があります。

今のグローバル競争を勝ち抜くには、さらに一層のコストダウンや高い品質への対応が求められます。
どうすればよいか!

まずはリーダーの教育です。
品質向上につながる“なぜなぜ分析”や“QC手法”、コスト削減につながる“ムダの削減”といった「問題解決手法やその進め方などの教育」を行うことです。
リーダーが得た基本知識は、改善活動を通じて、知恵となり経験やノウハウが蓄積され、一緒に仕事をする部下や作業者に受け継がれてゆきます。

改善活動を主導するリーダー教育をしっかり行うことで我流を改め、改善成果をさらに高めて欲しいと思います。

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